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気になるニュース – 大災害の予兆!?首都直下地震・伊豆大島 富士山噴火(2021年12月30日)

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こんにちは、RESCUE4thです。

年末に気になるニュース(動画)がありました。

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大災害の予兆!?首都直下地震・伊豆大島 富士山噴火(2021年12月30日)

29日も、東京23区で震度3の地震が起きるなど、各地で地震が起きています。首都直下地震が起きる恐れや、列島に今ある危機を取材しました。

■脅威迫る日本列島・・・“3つの異変”

今、日本列島では、いくつかの大きな異変があります。

1つ目は、トカラ列島。今月だけでも、周辺海域で250回を超える地震が発生、諏訪之瀬島が爆発的噴火を続けています。

2つ目が、伊豆大島。35年前、1万人に全島避難命令が出た火山島です。

3つ目が、関東周辺です。10月7日、東京では東日本大震災以降、初となる震度5強を観測。関東では、その後も、地震が多発しています。

いくつもの脅威が迫るという日本列島、緊急取材しました。

■M7首都直下地震・・・その可能性は?

首都直下地震。政府は、今後30年以内に70%の確率でマグニチュード7クラスの地震が起こると予測。

今年、その「首都直下地震」を予感させる地震があったと語るのは、地球科学の権威、京都大学の鎌田浩毅名誉教授です。

10月に首都圏で起きた「震度5」の地震。久しぶりというのもあり、かなり恐怖を覚えました。

東京で震度5弱以上を観測したのは、10年前の東日本大震災から初。首都直下地震の想定より、はるかに小さい規模でしたが、交通まひや停電など、想定されるトラブルが多発しました。

10月の地震は、首都直下地震との関係は、どうなのでしょうか。

鎌田浩毅名誉教授:「地震学者は心配した」

心配の理由は、震源地でした。政府想定の19パターンの1つと震源地が同じで、マグニチュード7に達した場合、首都直下地震となっていたと懸念しているのです。

鎌田浩毅名誉教授:「直近で心配なのは『関東大震災』。その前は、220年間に、マグニチュード7クラスの直下型の巨大地震は5回ほど発生している。単純に計算すると40年に1回の頻度です。でも、今年まで100年間、起きていない」

最悪の場合、死者は2万3000人、経済被害は95兆円に達すると、政府は想定しています。

■伊豆大島に異変「マグマがパンパン」

地震以外にも、関東で不穏な動きを感じた場所があるそうです。

東京からおよそ120キロ離れた伊豆大島にやってきました。今は静かなこの島にも、“ある脅威”が迫っているといいます。

1986年11月15日、伊豆大島三原山が噴火。噴火から4日後、火口からあふれたマグマは、溶岩となって斜面を下っていきます。

火口に近付いていますが、道沿いの至る所には溶岩が残っています。そして、奥のほうに噴煙でしょうか、煙が立ち込めています。

火口が見えてきました。大きくて深いです。自然の力を感じます。

鎌田浩毅名誉教授:「35年前も、この地下のマグマだまりがパンパンに。次回も、ここから噴火する可能性が高い」

実際には、どれくらいの周期で、噴火が起こっているのでしょうか。

鎌田浩毅名誉教授:「三原山は、35年から40年の周期で噴火。今年で、ちょうど35年経過しました」

地殻変動の観測から、伊豆大島の地下深くからマグマが供給された状態です。現在、火山活動は「やや高まった状態」とみなしています。

マグマがたまる三原山には、他の怖さもあるといいます。

三原山の噴火から6日後、別の場所から突然、噴火しました。街の近くから噴火が起こる可能性があるというのです。

三原山の噴火から6日後、新たに数カ所の噴火口が開きました。噴火はまるでカーテンのようでした。

35年前の噴火口は今、どうなっているのでしょうか。

ここが噴火口です。大きなくぼみになっていますが、当時は、ここから噴火することは、予測されていたのでしょうか。

鎌田浩毅名誉教授:「全くの予想外。三原山以外からの噴火は、565年ぶり。次も、ここから噴火する可能性がある」「(当時は)溶岩が元町の数十メートル上まで迫った。1万人が一夜で、全島避難。火山学的には、中規模噴火」

今後、この規模以上の噴火が起こることは、あるのでしょうか?

鎌田浩毅名誉教授:「伊豆大島では『大規模噴火』が100年から200年の間隔で発生。前回の大規模噴火は1777年、江戸時代の安永噴火といいます。どんなタイプの噴火か、全く予測できない」

現在、火口の至る所から噴煙が上がっているほか、周辺海域では4月と12月に地震が相次ぎ、6月からは山体膨張も観測。この下には、確実にマグマが存在しているのです。

鎌田名誉教授は、伊豆大島に限らず、他の活火山でも噴火は必ず起こると続けます。

■「マグマ300年分」富士山大噴火は?

鎌田浩毅名誉教授:「現在、300年マグマをためている。前回の1.5倍。富士山は“噴火スタンバイ状態”」

あまり知られていませんが、近年、噴火の引き金となりかねなかった“ある地震”があったといいます。

それは、東日本大震災の4日後、2011年3月15日に静岡県富士宮市で起こった地震。震源は富士山の直下14キロで、マグマだまりの直上だったのです。

震度6強の地震を受けても、なお噴火しなかったのは、まさに奇跡だといいます。

また、東日本大震災以降、幸いにも震源が富士山直下の地震は起きてきませんでした。

しかし、12月3日未明、富士山近くで起きた最大震度5弱の地震は、噴火への懸念を増幅させました。

噴火すれば、降灰は関東にも及び、交通網の遮断、電波障害、停電など、首都機能をまひさせます。

政府も、富士山は現在もマグマ活動が続く活火山だとして、24時間体制で監視を続けるとともに、注意を呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2021年12月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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