東京都江戸川区が発行した「江戸川区ハザードマップ」が防災関係者だけでなくネット上でも話題になっている。
ここにいてはダメです
江戸川区民にとって、この見出しは衝撃とともにある種の当然さと、ある種のあきらめがあるのかもしれない。『江戸川区水害ハザードマップ』のサイトには、その使い方が項目立ててある。
- STEP1<知る・気づく>
- STEP2<考える・決める>
- STEP3<備える>
- STEP4<想う・伝える>
これらの項目は、まさにこのブログ[自然災害レスキュー RESCUE4th]を立ち上げた思いにも重なる。
人の命は守っても財産までは守れない
今回の江戸川区が発行したハザードマップは、「行政としてできることとして、あなたの命を守るにはここにいてはダメですと伝えることしかない」という思いの現れでもあると感じます。ただ江戸川区内に家や工場や社屋を持っている人たちにとってはどうだろうか?結局、区は行政は…そうした財産までは守ってくれないのだなぁ〜と感じたに違いない。江戸川区という土地に不動産を持つことの意義を改めて感じるとともに、隣接する江東区、墨田区、葛飾区、足立区…ではなく、千葉、茨城、埼玉、東京西部、神奈川のしかも浸水の外へと避難を促している。
もしこれが東京都だったら、日本国政府だったら…と考えると、私たち日本人がこの先…令和という時代を生き抜くために身につけなければならない防災スキルについて、改めて考える必要がありそうだ。
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かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
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