スポンサーリンク

中央公論 2020 3月号- 特集「大災害時代」 防災・減災関係者は一読の価値あり – その時私たちは「切り捨て」られる側になってしまうのだろうか…それとも

スポンサーリンク

こんにちは、RESCUE4thです

いま発売中の『中央公論』2020年3月号の特集 大災害時代がなかなかよい内容です。

阪神淡路大震災から東日本大震災、そしてここ数年の豪雨と河川決壊による洪水など私たちが迎えている大災害の時代…平成は戦争こそなかったもののたくさんの国民が短時間の中で犠牲になってしまいました。この先予想されている巨大地震や毎年発生しうる豪雨と洪水の時代に私たちはどう生きていけばいいのか、とても参考になる論考です。

スポンサーリンク

中央公論 2020年3月

 

中央公論 2020年3月 目次

特集 大災害時代

026 対談 人口減少時代の復興論
  「切り捨て」の覚悟さえ問われる激甚化時代に 御厨貴/松原隆一郎

038 【水害】犠牲者六〇〇〇人、被害額一五〇兆円 “国難”級の大水害
   荒川氾濫で水没する東京 河田惠昭

048 対談 災害で問われるリーダーシップとは?
   「知事批判」に応えよう 黒岩祐治/村井嘉浩

058 【地震】平安・江戸時代を襲った連続的地震が再び
   「地震考古学」から考える二十一世紀の巨大地震 寒川旭

066 【地震】東日本大震災の教訓 災害科学国際研究所からの発信 佐藤健

072 防災対応 先進自治体はどこか? 浅野憲周

084 自衛隊の災害派遣、知られざる実態に迫る 荒木肇

感想

今後30年以内に80%の確率で発生する南海トラフ地震や首都直下地震、毎年のように発生する巨大な台風や温暖化型豪雨による河川の増水や氾濫…こうした日本の未来を思うと、憂鬱になってしまいますがそれでも防災をいつも頭の片隅に置きながら生きていかざるを得ないのが今の日本の現状です。「切り捨て」の覚悟とは、人口減少時代のなかでどうしても発災後の復興は人口の多い地域から優先せざるを得ない…逆をいえば人口の少ない過疎地の復興は後回しにされるどころか「切り捨てられる」可能性さえある。また自助・共助・公助とはいうものの、荒川河川の氾濫においてはすでに江戸川区は「ここにいてはいけない」と区内ではもう避難できる場所が無いと言い放ち、住民の自主判断で遠くに逃げてくれと言い始めていたりします。先の台風と長期間の停電で批判をあびた千葉県知事のこともあるように、国の前に市町村、そして都道府県のトップが災害時のリーダーシップを発揮することが求められていることに対して、神奈川県知事や宮城県知事の対談は知事というポジションでの批判に応えている。注目したいのは荒木肇氏の「自衛隊の災害派遣」に対する文章だ。「事に望んでは危険を顧みず」という宣誓書に署名捺印して自衛官になった一人ひとりは、警察や消防では行くことができない危険な場所にさえ赴く。その実態を私たちはどれだけ知っているだろうか。[災害派遣]の横断幕をつけた車両の中には多くの隊員たちが被災地に赴き、どんなに危険な場所においても救助活動に取り組む姿を、私たちはもっときちんと知るべきだと感じました。

ということで、防災や災害に関心のある方は、ぜひお手にとってご一読願いたいと思っております。

関連リンク

コメント

  1. […] 中央公論 2020 3月号- 特集「大災害時代」 防災・減災関係者は一読の価値あ… パラレル東京 DAY1〜DAY4, 生きるスキル, 体感首都直下地震ウィーク – 見逃し配信 NHKオンデマンドのリンクまとめ – いまなら[無料]で NHKスペシャル 体感 首都直下地震 全編視聴!こんにちは、RESCUE4thです。 2019年12月1日からはじまったNHK 体感 首都直下地震ウィーク。なかでもメインなのはNHKスペシャル ドキュメンタリー&ドラマ『パラレル東京』だ。 ただ、どうしてもその時刻に見ることが…rescue4th.com2019.12.03 […]

タイトルとURLをコピーしました