こんにちは、RESCUE4thです。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の1都3県に緊急事態宣言が出されてしまいました。誰かが助けてくれる…ということはなく、一人ひとりが感染拡大防止に意識を向け取り組まなければなりませんね。
さてそんな中、2021年1月6日に発売された月刊少年マガジンには『め組の大吾 救国のオレンジ』の第4話が掲載されています。
「命の現場」で闘う熱き戦士たち! め組の大吾 救国のオレンジ
冒頭は10年前の鉛筆を削っている少年の大吾。ノートには十朱と書いています。
母親(らしい)人がその部屋に入ってくると
「決めた?」
「名前どうする?」
と聞かれて、少年は
「大吾」
「十朱大吾にします」
と答えます。
前作の『め組の大吾』の主人公の名前が、朝比奈大吾でした。救国のオレンジでは同じ名前の大吾が登場しますが、苗字は十朱です。このシチュエーションは…なかなか難しいですが、基本的に下の名前を決める…ということは本人にはできません。また苗字も変えることはできないのですが、例えば両親が離婚した際にどちらの姓を名乗りたいかを子供が考えることはあると思います。レスキューの物語でもあるので、何らかの災害で両親が死亡し、親戚に引き取られて、そこで自分の名前を変えるとか…そんなシチュエーションかな。
そして訓練シーン。要救助者の”引揚救助”訓練のシーン。同僚である斧田駿が要救助者役をやりながら、この十朱大吾の並々ならぬ熱意に対し、「何なんだろ十朱大吾って」と思いを持っている。
そして、前回レスキューしたラーメン屋さんが無事再建され、救助されたおやじさんのお店で不破消防署のメンバーが食事をしているなごやかシーン。なにげに駿が消防士になって理由が語られています。
そしてこのあと、前回のレスキューのシーンが回想されます。
親父さんの腕に刺さっていた鉄筋をエアーソー(空気のこぎり)で切断する場面があるのですが、救助に入った大吾が、切り方と途中で逆にするのですが、そこに気がついたプロセスが描かれています。
ほんとに観察眼が大事だということを描いていますね。まずは
- 建物の下敷きになっている親父さん、その鉄筋が刺さっているのが左手であること
- おやじさんが左利きであることを事前に見抜いていた大吾
- おやじさんの店が繁盛していたのは親父さんの腕のよさ
- その左手の神経を痛めないために、最初の切り始めた鉄筋を途中から逆側から切断をはじめる
- 結果として、親父さんの左腕は無事に回復
- もとのラーメン屋の味に戻ってお店は再開
とまぁ、書いてしまえばそれだけなのですが、そこまでの観察眼が十朱大吾にはある。しかも彼はベテランのレスキューではなく、まったくの新人隊員。
で、物語の最後にはこの親父さんのラーメンのスープを残す大吾。そしてそれは親父さんのレスキューの最中に、復帰後のラーメン屋には常連としていきますが、スープは残すことを語ります。その理由が「俺はこれから一生をかけてやらなきゃいけないことがあるんで」という決意です。
さて、十朱大吾がレスキュー隊員になった理由、そして彼が一生をかけてやらなきゃいけないことと捉えていることは何か。
ほんとに、かなり熱い作品になってます。
ありがとうございます。
例えばPA連携なども
前作の頃は無かったので
勉強が追いつきませんが
たくさんの方に助けて
いただいています。
頑張ります。 https://t.co/b2ixLg7SF5— 曽田正人め組の大吾救オレ第二部5月開始 (@sodamasahito) January 7, 2021
今回も出てきた出場指令。
部隊名はそのまま車両を表します。
不破救助は救助車
不破指揮は指揮車不破1は水槽付きポンプ車
不破2は水槽無しで
機動性のあるポンプ車
(前作めだかヶ浜2もこれ)
不破Lはラダー=はしご車
不破救急は救急車
ポンプ車と救急車がセットで出場するのをPA連携といいます— 曽田正人め組の大吾救オレ第二部5月開始 (@sodamasahito) January 7, 2021
月マガ2月号 本日1/6発売です!
『め組の大吾 救国のオレンジ』
第四話はたっぷり50ページです。気になる冒頭から始まる今回…必読です❗️
電子版 or マガポケならすぐ読めるので寝る前に是非〜。 pic.twitter.com/YcrqvSqB8w— め組の大吾 救国のオレンジ 第⑨巻発売中!【公式】 (@megumi_daigo) January 5, 2021
あわせて読みたい
関連リンク
単行本 第1巻 2021年4月16日(金)発売決定!!
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]