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道路冠水 住宅浸水 猛烈な雨。温暖化型豪雨の時代にもし100%の晴れ女がいたとしても人柱にはしないという選択。

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注意: 新海誠監督最新作『天気の子』のネタバレが含まれます。

道路は冠水、住宅は床下だけでなく床上までも浸水。温暖化型豪雨とでもいうのでしょうか、猛烈な雨の影響で九州地方福岡県や佐賀県では、道路は冠水し住宅は浸水するという大きな被害が出ています。異常気象がもはや異常ではなく日常になり始め、単に気候変動と言いあらわそうとしていますが、私たち日本人は地震や津波、噴火などの地面の下に原因がある自然災害に加えて、地面の上にある/天の気分に原因がある自然災害に対しても、これからの未来に対処していくことを考えていかなければなりません。

先ごろ公開された『天気の子』は雨による自然災害をテーマにしており、物語にはいたるところに、冠水した道路や浸水した住宅…だけじゃなく浸水した東京の街並みが表現されています。

日本政府は、今回の選挙においても公約に掲げている政党もありますが『災害に強く、強靭な国土をつくり、国民の生命・財産・暮らしを守ります。』をマニュフェストに掲げていても、いままさに目の前で水害が起こり、社会インフラである道路は冠水し、暮らしの基盤である家の床上まで浸水し、命の危険性さえある国土に対して、どのように「守る」というのだろうか?

いまの日本政府/内閣官房が掲げている政策課題としての国土強靭化とそのための3カ年緊急対策に関して特集サイトができている。

「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」 特集サイト
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/3kanentokusetsu/index.html

ここに書かれていることは4つ。

  1. どうして緊急対策?
    1. 災害の頻発、激甚化
    2. 「重要インフラの緊急点検」の実施
    3. 「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の閣議決定
  2. どのような緊急対策?
    1. 2つの観点から、緊急対策160項目
    2. 事業規模 概ね7兆円程度
  3. 緊急対策の進捗状況は?
    1. 予算の状況(国費ベース)
    2. 事業費ベースの進捗状況
    3. 160項目の対策の進捗状況
  4. 緊急対策後の取組は?

と4つにわけてそれぞれの取り組みが書かれている。内容的には土木工事によるハードウェア防災に主眼が置かれているが、しいていえば

どんないじめにあって暴力をうけても、耐えられる強い体を作ろう

という基本方針なのだと感じてしまう。それに対してもうひとつの防災手法であるソフトウェア防災は、

いじめられそうになるまえにさっさと逃げよう

なのだ。どちらにしてもいじめや暴力そのものを止めようとはしない。それは止められないもの、しかたのないものとして、ある意味で「放置」しているといってもいい。

「防衛」という言葉には防ぎ衛る(守る)という意味が含まれていて、防災においても災いを(未然に)防ぐという意味が本来はある。しかしながら、それを諦めてしまった「減災」という言葉は、しかたがないかもしれないけれど…人類の日本人の自然災害に対する諦め感を感じてしまう。

いじめをなくそう。暴力を止めよう。

そうした視点にたった自然災害に立ち向かう人たちは……残念ながらまず存在しない。そんな現状において、新海誠監督の最新作『天気の子』が出した答えが「大切な人を人柱を差し出して暴力を止めるくらいなら、大切な人を人柱にしないかわりに暴力を受け入れよう」……という次の世代が引き受けなければならない、今後起こりうるあまたの自然災害に対する向き合い方への回答だったりする。30年以内に80%の確率で発生する南海トラフ地震は最近の被害予想で少なくなったとはいえ23万人は死ぬという試算がある。東京を中心にして起こる可能性のある首都直下型地震にしても2万3千人。加えて南海トラフや首都直下型のような大きな地震により火山活動が活発化し富士山すらも噴火する可能性があるという説も出てきている。そうした地べたの下だけでなく、異常気象が日常になってしまう温暖化型豪雨による被害もまた毎年の恒例災害になってしまう時代。

誰も自然災害を止めてくれない。自然災害からの守ってくれるための防衛予算はつけてくれない。



映画『天気の子』に登場する16歳の主人公はこう叫ぶ

天気なんて、狂ったままでいいんだ!

それでも新海誠と主題歌を歌うRADWIMPSの野田洋次郎は、いまの高校生よりも若い世代に対してこういうのだ。

大丈夫

ってね。




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