消防自動車といえば、
- 赤い
- 大きい
- ホースやはしごなどいろいろな装備がついている
と思いますよね。でも、実はこんな小さな消防自動車もあるのです。しかもオフロードも楽々走破できちゃうすぐれもの。名前もRed Ladybub(レッド レディバグ)。日本語の意味はナナホシテントウ虫…かな。
え、なにこれ。こんな消防車があるの!
って思っちゃいそうだけど、ちゃんとあるのです。
これはいわゆる四輪バギー、Side by Side(サイド・バイ・サイド)。よく似ている車両にATV(All Terrain Vehicle/全地形対応車)があるけれど、これはちゃん屋根もあるしドアもある二人乗りです。
こちらの動画をみると、どんな消防車なのかがわかりますよ。
こんなすごいけど小さい消防車を作ったのは、消防自動車のメーカー「モリタ」。この会社はほんとにすごい消防車を作ることで有名な会社なので、このサイトの読者の皆さんにはぜひ知っておいてほしい。
実はこの車両、株式会社モリタは消防車として改造をして販売している。その元になった車があるのだ。それはこちら。オートバイで有名なカワサキKAWASAKI 川崎重工業が作っている「MULE PRO-MX」だ
ATVやSide by Side は国内では公道を走る際にはいくつかの制約がある。
いわゆる四輪バギーのATVは50cc未満のみを小型特殊車両として登録した場合だけ、このMULR PROも大型特殊車両として登録した場合のみ、大型特殊車両免許取得者のみが運転できる。
普通免許ではダメなのだ。
ただ、この車両はオフロードとあるが災害時に土砂で埋もれた場所や瓦礫だらけの場所でも走ることができる。消防車なら消化活動に活かせるし、それ以外にも情報収集や救援物資の輸送、要救助者の搬送など小さいながらも、一般の自動車が入れない場所にもどんどん行くことができる。
願わくば、こうした車両が普通自動車/軽自動車としても登録ができ、普通自動車免許で運転ができるようになることを期待しているが、まずは公道以外の場所でその乗り心地(?)を体験してほしい。
【リンク】
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
コメント
[…] […]