こんにちは、RESCUE4thです。
月刊少年マガジン6月超特大号に連載中の『め組の大吾 救国のオレンジ』を読みました。5月号の続きですが、水圧で開かない扉を開けるためにドアの前を防水し、ポンプ車で給水(吸い出し)をするところから始まります。
火災ではなく水害と戦う消防士のエピソード!
月刊少年マガジン6月超特大号 第7話
あらすじ
前話からのつづきの物語。
おりしも東京には巨大台風が勢力を維持したまま上陸。東京都全域に水害の危険排除のための出場がかかる。
出場から2時間経過。なぜか大吾は地下室に閉じ込められた要救助者2名の救助に当たっている。流れ込む雨水、水圧であかないドア。流れ込む水を排水して水圧を下げるしかドアを開ける方法はない。ドアの前だけでも水を遮断して排水し、ドアにかかる水圧を下げて救助するしか方法はないのだが、スキューバの装備は持ってきていない。
駿が空気呼吸器を水中で使うことを提案するが、呼吸弁は水中では作用しない。駿はかつて「使ったことがある」と言っているが…。
空気呼吸器を使って潜水し、水圧によって開かなくなったドアの向こうにいる大吾と要救助者を救出するミッション。
地下室のドアの前に防水シートを張りめぐらせ、毎分1tの吸水量があるポンプ車を2台フル稼働させて排水、水圧によって舞い上がる防水シートを両手両足で抑えるのは潜水したふたりのレスキュー隊員たち。
水中での機転をきかせ、ポンプ車の吸水による渦巻きをつかいながら防水シートを抑えることで、自らの肢体をつかってさらに防水シートをおさえることができた駿であったが、なんと肝心の空気呼吸器の面体の中に、水が入ってきてしまった。面体の気密が甘かった…と思いながらもその手を離せば救助活動は失敗に終わってしまう…どうする駿!
いざというときの機転は、経験値なのか素質なのか…
前作の『め組の大吾』においては、朝比奈大吾が突出した感によってさまざまなレスキュー活動を行なっているのに対して、今作『め組の大吾 救国のオレンジ』では、十朱大吾はどこか重たいものを背負いながらのレスキュー活動にあたり、もうひとりの斧田駿は直感というかひらめきみたいな素養すら持っている感じがします。
誤解をおそれずに書くとすれば、
朝比奈大吾を十朱大吾と斧田駿の二人のキャラクターにわけて描き、前作では朝比奈大吾の良きライバルであった甘粕士郎役を、中村雪に重ねてみると、この3人のキャラクターがぐんと浮かびあがってきます。
曽田先生の描き方も、前作の朝比奈大吾のキャラは、十朱大吾ではなく斧田駿に強く感じるところがありますね。
そういえば、朝比奈大吾が消防士になったのは高校の恩師である落合静香にいいところを見せたい!という気持ちもあったんじゃないかな。そういう意味でも駿に似ているように思います。
単行本KCコミック『め組の大吾 救国のオレンジ』は4月16日発売
いよいよ、単行本『め組の大吾 救国のオレンジ』が4月16日に発売されました。
購入しましたよ!
しかも第2巻が6月17日に発売予定との情報が入ってきました。
試し読みはこちらから
新人消防官。その名は「大吾」!
火事、災害、人命危機。人類の憎むべき敵に立ち向かえ!
曽田正人が再び描く、熱き消防官の物語。”救助”という究極の戦場へ。若き三人の消防士たち!
地獄の”特別救助技術研修”に臨む斧田 駿。そこで十朱 大吾、中村 雪と仲間になる。
ある計画のため東京消防庁に招かれた歴戦の勇者・甘粕 士郎が
彼らを”現場”へと送り出すーー!!第2巻は、6月17日(木)発売予定!
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かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
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