ソーシャル&エコ・マガジンの『ソトコト』。2019年9月号が防災特集として『災害と生きる』を組んでいる。この特集のタイトルからして、私たちはどうやら「災害と共に生きていく時代」に入ってしまったという感じさえする。
自然災害レスキューRESCUE4thとしては、「ともに生きる」ことは一方で受け入れざるを得ない状況ではあっても、いかに自然の振る舞いを災害にしない生き方も考えていきたいし、SDGsの13番目にある『気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る』ことを、国や行政に向かっても伝えていきたい。共に生きる Life with が、仲良しとして生きるのではない。災害は災害として大切な人たちや財産や思い出を奪っていく存在であることをふまえた上で、それでもなお「共に生きる」…「共に生きていかざるを得ない」状況に我が国やこの地球が直面していることも考えておかなければならない。
【特集の目次】
前向きに未来を見つめる、地域の取り組み! 災害と生きる Life with a natural disaster
- 自然災害が多い国だからこそ。 災害から見る「正しい車中泊」のススメ。
- 専門家に聞きました! 災害時のトイレQ&A
- 次世代のために、あえて解散を選んだ。 『防災ガール』の未来への想い。
- 太陽光で発電して蓄電する、未来型電池。 「DenkiBank」が、いつでもどこでも電気を届けます。
- 日常が日常であることのありがたさ。『あさひしょうゆ』という馴染みの味の、復活の先にあるもの。
- ベクトルは「未来」へ。 宮城県・南三陸町在住の編集者・浅野拓也さんと巡る、宮城と福島。
- 10年、20年後の未来への、一手。『エーゼロ厚真』とまちの挑戦!
- 避難所にパンを届け続けた『茂のパネテリエ』 広島の豪雨災害を経て、人の懐の深さを知りました。
- 「創造」の橋はすぐにでも懸けられる。 『BRIDGE KUMAMOTO』は、クリエイティブの力で助け合いの未来をつくる。
- 被災と復興の経験を地域の資産に! 『中越防災安全推進機構』が歩んだ15年と、未来。
自然災害や防災について関心のある方なら、手元に一冊はおいてほしい。この特集に取り上げられている会社や団体あるいは個人のみなさんとのネットワークづくりができたらいいなぁ〜と、心の中で思っていたりします。こうした雑誌は、ある意味で同じ課題に関心を持っている遠くの人たちとの出会いを一方的ではあってもそのきっかけを作るツールになってくれます。
【リンク】
- ソトコトオンライン – ソーシャル&エコ・マガジン
- ソトコト (2019年9月号) Amazonで購入
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
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