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突然の雹 (ひょう) から身を守るために

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雲行きに気をつけよう

5月の災害で気をつけなければならないのは、雹(ひょう)と竜巻だと思っている。夏ともなれば夕立やかみなりのような雷雨に雹がまじることは常識的に知っているが、5月にも雹が降るということはなかなかイメージできない。雨具も梅雨の時期ほどは常に持ち歩くことがないかもしれない。そんな時に「雹(ひょう)」に遭遇したら、どうやって生き延びるかを考えてみたい。

まずは、雲行きだ。時代小説の表現ではないが「一天にわかにかき曇り…」という言葉があるように、昼間であっても突然暗くなる。これは積乱雲が成長し、雲が厚くなり太陽の光を遮ってしまうからである。その積乱雲のなかで水蒸気が小さなホコリを核として水滴となり上昇気流にのって舞い上がるごとに冷却されて氷の粒になる。この氷の粒の重さ(重力)が上昇気流の上に押し上げる力よりも大きくなると氷の塊として落下してくる。実は一般的な雨も同じ仕組みなのだが、雨は氷が途中で溶けて水滴となっている。氷が溶けずに落下してくるのが「雹(ひょう)」なのだ。

とにかく頭を守ろう

雹の大きさは様々であるが小さいものは1cm以下のものもあるが、大きなものではゴルフボールほどの大きさになることもある。農作物などに大きな被害がでることはニュースでも伝えられるが、大きさと落下スピードによっては人や物に大きな被害をもたらす。

まずは、突然雹が降ってきたら頭を守ろう。手に持っているカバンでもいい、とにかくなんでもいいから頭を守ることが最優先事項だ。目に入ったらそのへんのゴミ箱の蓋でもいいし、板切れでもなんでもいい。

まず守ってから、屋根のある場所をめざそう。

屋根のある場所へ

頭や肩を守りながら、屋根のある場所に移動できたら、ひとまず安心してほしい。ただ、ここからが大事なことだが突然の雹はそれなりのゲリラ豪雨と伴っていることがある。その屋根のある場所に雨水が流れ込んできていないか、足元を確認しよう。もしも雨が流れ込んできている場所であれば、高いところに避難するか、思い切って雹の中を別の場所に移動するかの判断をしなければならない。流れ込んできた水の量にもよるが、水の流れはあまくみてはいけない。

  1. 地面がみえなくなったら要注意。移動時に道路の出っ張りにつまづいたり、側溝やマンホールにつまづいたり落ちたりする危険性が発生する。水位が無いからといって甘くみてはいけない。
  2. ひざ下くらいになったら、基本的に移動しないほうがいい。ただ、避難した場所がさらに水位が上昇する可能性を感じて移動する場合は、かならず[傘]か[棒]を持って地面を確認しながら進んで欲しい(理由は1のとおり)
  3. 膝より上、腰の位置まで来てしまったら、高いところに移動できれば移動し、移動できない場合は何かまわりに摑まるものをみつけよう。流れが落ち着くまでは移動しないほうがいい。

というように、雹(ひょう)、雷雨、ゲリラ豪雨…など状況が良くなるのか、さらに悪くなるのかを判断しながら、自分の行動を決めて欲しい。

雨雲の流れをスマホでチェック

雲行きがあやしいな…と思ったら、なによりもまずスマホでその場所の天気を確認する癖をつけよう。晴れや雨というだけではなく、雨雲レーダーや集中豪雨などの注意報や警報が出ているかもしれない。

雨グッズは「ポンチョ」がお勧め

雨グッズといえば傘であるが、風と伴う横殴りの雨では傘は役に立たなくなる。また雷を伴う雨の場合傘に落雷する可能性もある。そういう時にはレインコートもよいのだが、私のおすすめは[ポンチョ]だ。あたまからすっぽりかぶれるので肩にカバンをかけたままでもかぶることができる。数百円のものもあるので、これから梅雨の季節にもなるので携行しておくことをお勧めする。




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