小松左京の遺言。SFから自然災害を考える

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小松左京というSF作家がいた。彼の名を一躍有名にした作品が『日本沈没』である。

日本海溝に沈み込む太平洋プレートに引きずり込まれて、日本が海に沈むというストーリーだ。そのSF小説ではじめてプレートテクトニクスをしり、地震のメカニズムを知った。あの小説には実はトリックがあって、日本海溝に引きずり込まれるだけでは日本は沈没せず(むしろ地震の解説にあるように引きずり込まれる力に反発することで巨大な地震がおきる=つまり引きずり込まれない)なのだが、あの小説では沈み込んだプレートが日本海側から隆起し、くるっと巻き込むかたちを想定して日本沈没が沈没するというストーリーに仕上げたそうだ。

また小説には、国土を失った日本民族が世界中にちらばり、どのようにすごし、日本国再建に向かうのか…といった物語もあったそうだ。

その小松左京氏をテーマにした展覧会が開催されるという。まだ先の話ではあるが、いまこそ小松左京氏のような想像力で災害に立ち向かうことも必要なのかもしれない。

 

またここにきて、千葉県沖、熱海沖での大きな地震が発生し、南海トラフ地震よりも首都直下型地震のほうが現実味を感じてしまうところではあるが、こんなレポートも出ていたりする。

防災に対する備えには想像力が不可欠だ。その想像力を喚起してくれるものがSF作品であったり、特撮映画(特に災害映画)だったりする。極端に恐れることはないが、どのような事態が起こりうるのか。あるいは映画を超える現実を私たちは阪神淡路大震災や東日本大震災で知った。それでも災害に立ち向かう人々を描く小説や映画は、防災に関わる方々にとっても力になると思う。

 

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