アニメ「君の名は。」の古川図書館のシーン
映画「君の名は。」が地上波テレビで放送されるという。その中でぜひ注目してほしいシーンがある。それは、主人公の立花瀧がアルバイト先の先輩と友人とで、記憶にある街を訪ねるシーン。そこで起きた自然災害のこと、災害によって犠牲になった人々の記録を地元の図書館で調べるというシーンだ。
再告知
GW君の名は聖地巡礼オフin飛騨
10時~10時半
道の駅アルプ飛騨古川集合
11時まで車談議
11時~12時道の駅で昼食
あのバス停
気多若宮神社
古川駅
古川図書館
味処古川で五平餅を食べる
飛騨牛コロッケのお店も定休日と重ならなければ
お越し太鼓の里で撮影
ざっくりこんな予定です pic.twitter.com/WlxKilAd0j— 香月&JUNじいちゃん【飛騨古川】6/16石川自動車博物館MTG (@POP_MURAMURA_) March 3, 2019
実在する飛騨市立図書館
作品中では「古川図書館」とありますが、実際には「飛騨市図書館」です。
「飛騨図書館」や「飛騨市立図書館」は誤りです。お気をつけください…とのことが、公式ツィッターアカウントで伝えられています。
もうすでに出回っていますが、図書館よりお願いです。君の名は。効果すごい((((;゚д゚))))アワワワワ pic.twitter.com/0xTIZLUOwp
— 飛騨市図書館 (@hida_lib) September 7, 2016
図書館には地域の災害の資料がある
このように、地域の公共図書館にはいわゆる文学作品などがあるだけでなく、その地域の歴史や文化に関する資料(本)や役所/役場や教育委員会などが発行する資料(本)なども、地域資料として収集し保存し利用できる状態にしているとことが多いのです。
映画「君の名は。」の中でも、糸守町に起きた大災害の記録を調べに地域の図書館(古川図書館)をたずね、おそらく図書館職員/司書さんに依頼して、当時の災害の記録を見せてもらったのだと思います。
東日本大震災において、津波被害にあった地域の図書館がある一方で、災害後からの様々な資料を収集し保存し、利用者に提供している図書館が数多くあります。東日本大震災が広範囲であったために、福島県、宮城県、岩手県など公共図書館には、どこにも当時の災害を記録した資料があると思います。
防災資料を集めた全国の図書館について
自然災害にあったところは全国にも多く、それぞれの被災地でそれぞれの資料を収集していたり、あるいは日本国内や国外における災害の資料を専門的に集めている図書館があることをご存知でしょうか。そのような記録を扱うことが「天災を忘れない」ことにつながり、ひいては防災教育等によって多くの人の命を救う一助になることがあるのです。
【主要な防災資料のある図書館】
- 防災専門図書館 – 公益社団法人 全国市有物件災害共済会
- 防災科学技術研究所ライブラリー(防災科学技術研究所)
お住まいの地域で、過去にどのような自然災害が起き、どのような被害があったかを、地域の図書館で調べてみることをお勧めします。どのような資料があるのかを確認することとあわせて図書館にある大人向けの防災関連の本や児童書にある防災関連の本などを見てみるのも良いと思います。
図書館と防災、図書館と自然災害……いっけんつながりがたいかもしれませんが、防災に関わる人はぜひ地域の図書館にも足を運んでみてください。
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
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