こんにちは、RESCUE4thです。
御嶽山の噴火を覚えていますか?
2014年(平成26年)9月27日11時52分に発生した、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(標高3,067m)の火山噴火。当時噴火警戒レベル1の段階で噴火したため、秋の行楽シーズンで多くの登山客がおり、火口付近に居合わせた登山者ら58名が犠牲になった日本における戦後最悪の火山災害でした。
その時に何が問題になったか。それは「どこをいま誰が登っているのか把握ができなかった」ことが挙げられます。登山には昔から[登山届]を書くことがありましたが、なかなか徹底されませんし、軽いハイキング程度なら記入しなくてもいいのでは?という思いもあったりして、それが確実な情報とはいえないのが現状です。御嶽山噴火時においても同様で「噴火時にどこに誰が登っているのか」の把握ができなかったそうです。
その反省を踏まえて、民間団体 一般社団法人富士山チャレンジプラットフォームが発足し、IoTを使って登山者状況を把握するという取り組みが始まりました。
- GPS付きビーコンの開発
- 登山客一人につき1個を配布(登山中にザック等につけてもらう)
- 登山道や山小屋などのチェックポイントに受信機
- スマホで自分の位置を把握できる
- 災害発生時に、どこに誰がいるかを把握できる
を、民間団体が頑張って取り組んでいるのです。
富士山での実証実験、御嶽山での実証実験に取り組んでいます。
高橋マイスターがレシーバーを上に設置!他にも富士山チャレンジプラットフォームの皆さんや、県の職員さんも一緒にあげました!重たかったけど、全ては #火山 #防災 のため!では、皆さん土曜と日曜お待ちしてます! pic.twitter.com/klbmehjEkS
— 御嶽山火山マイスターネットワーク (@ovm_network) September 19, 2019
登山(特に火山)に登る際に、こんな活動をみかけましたら、ぜひご協力いただきますようお願いいたします。
【リンク】
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
コメント