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箱根山に対する噴火警戒レベル2、火山活動の高まりに警戒が必要。さらにストロンボリ火山の噴火だと。

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令和元年(2019年)5月に、噴火警戒レベルが2に引き上げられた箱根山の火山に関する記事について書こうとしたまさにいま、イタリアでストロンボリ火山が噴火し犠牲者を出したニュースが入ってきた。

 

イタリアのストロンボリ火山が噴火

イタリア南部にあるストロンボリ島で2019年7月3日に、ストロンボリ火山が噴火しました。ストロンボリ島は面積12平方キロと千代田区とほぼ同じ大きさの小さな火山島。映画「ストロンボリ」の舞台でもあり、毎年多くの観光客が訪れているリゾート地でもあります。

今回の噴火で、死者1名、多数の負傷者の報道がありました。噴煙は2,000m以上にもなった模様。

箱根山「火山活動が高まった状態」 火山噴火予知連

日本国内においても、各地の火山は観光地でもあり、それぞれの火山が常に「噴火警戒レベル」によって入山規制等を行なっています。

日本において記憶に新しいのが、御嶽山の噴火、草津白根山の噴火です。どちらも犠牲者を出してしまった災害ですが、噴火警戒レベルによらず突然噴火することがあるというのも火山の特徴かもしれません。

NHKのニュースによれば、今年5月19日に噴火警戒レベル2になった神奈川県箱根山において専門家などで作る火山噴火予知連絡会が「火山活動が高まった状態で、想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがある」とする見解をまとめました。との報道がありました。




箱根山「火山活動が高まった状態」 火山噴火予知連

箱根山「火山活動が高まった状態」 火山噴火予知連 © NHKニュース

 

箱根山

2019 年3月中旬頃から、山体の膨張を示す変化がみられている中、4月下旬頃から火山性地震が増え始め、5月18 日から5月19 日に火山性地震がさらに増加しました。その後、回数は減少したものの、2019 年4月より前の少ない状態に戻っていません。大涌谷周辺の噴気や熱活動は2015年以降高い状態が維持されており、火山活動は高まった状態になっているとみられます。想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中
←5月 19 日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ。
大涌谷周辺の想定火口域内では小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。

第144回火山噴火予知連絡会による全国の火山活動の評価より

詳細は、火山噴火予知連絡会のウェブサイトに掲載されていますが引用として抜粋しました。観光地としてこれから夏のシーズンを迎えるだけに、地元の関係者は不安だと思います。

ただ、常に火山である観光地に出かける際は、その情報に十分にご注意ください。

 


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