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「スロー地震多発地帯」巨大地震の破壊を食い止めるバリアだった!京大防災研の研究成果は日本を巨大地震の脅威から救うための福音になるかもしれない。

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こんにちは、RESCUE4thレスキューフォースです。

令和元年の防災の日(9月1日)を迎える前日に、こんなすごいニュースが入ってきた。

『スロー地震多発地帯』巨大地震の破壊を食い止めるバリアだった!




原文| Science

Just a moment...

The slow earthquake spectrum in the Japan Trench illuminated by the S-net seafloor observatories
T. Nishikawa, T. Matsuzawa, K. Ohta1, N. Uchida, T. Nishimura, S. Ide

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Slow earthquake segmentation

The Japan Trench is responsible for disastrous megathrust earthquakes like the 2011 Tohoku-Oki quake. Nishikawa et al. used new observations from the S-net ocean-bottom seismic network to map slow earthquakes—disturbances that do not cause ground shaking—along the Japan Trench (see the Perspective by Houston). They found that the area that ruptured during the 2011 quake was bounded by areas that have large numbers of slow earthquakes. A segmentation likely caused the 2011 rupture to cease, an observation that is important for assessing risk from future major earthquakes.

Science, this issue p. 808; see also p. 750


スロー地震セグメンテーション

日本海溝は、2011年の東北沖地震のような悲惨な巨大地震の原因となっています。 西川他 S-net海洋底地震ネットワークからの新しい観測を使用して、日本海溝に沿って遅い地震(地盤の揺れを引き起こさない外乱)をマッピングしました(ヒューストンの展望を参照)。 彼らは、2011年の地震で破裂した地域は、多数の低速地震のある地域に囲まれていることを発見しました。 セグメンテーションにより、2011年の破裂が停止する可能性が高く、これは将来の大地震のリスクを評価するために重要な観察結果です。

 

Abstract
Investigating slow earthquake activity in subduction zones provides insight into the slip behavior of megathrusts, which can provide important clues about the rupture extent of future great earthquakes. Using the S-net ocean-bottom seismograph network along the Japan Trench, we mapped a detailed distribution of tectonic tremors, which coincided with very-low-frequency earthquakes and a slow slip event. Compiling these and other related observations, including repeating earthquakes and earthquake swarms, we found that the slow earthquake distribution is complementary to the Tohoku-Oki earthquake rupture. We used our observations to divide the megathrust in the Japan Trench into three along-strike segments characterized by different slip behaviors. We found that the rupture of the Tohoku-Oki earthquake, which nucleated in the central segment, was terminated by the two adjacent segments.


アブストラクト
沈み込み帯でのゆっくりとした地震活動を調査することで、巨大なスラストの滑り挙動に関する洞察が得られ、将来の大地震の破壊範囲に関する重要な手がかりが得られます。 日本海溝沿いのS-net海洋底地震計ネットワークを使用して、非常に低周波の地震とスロースリップイベントと一致する構造震動の詳細な分布をマッピングしました。 地震や群発地震の繰り返しなど、これらの観測とその他の関連する観測をまとめると、遅い地震の分布が東北地方太平洋沖地震の破壊を補完するものであることがわかりました。 私たちの観測を使用して、日本海溝のメガスラストを、異なる滑り挙動を特徴とする3つのストライク沿いのセグメントに分割しました。 中央セグメントで核を形成した東北地方太平洋沖地震の破壊は、隣接する2つのセグメントによって終了したことがわかりました。




よく言われる地震のメカニズムにおいて、二つのプレートのうち沈み込むプレートに対してもうひとつが引っ張られていき、その力に耐えきれなくなって一気に元に戻ろうとするときに巨大地震が発生すると考えられている。もしそこに[摩擦]がなく、沈み込むプレートに引きずられることがなければ、そもそもストレスが溜まらず巨大地震の発生にも繋がらない。プレート移動は地球内のマントル対流によるものなので、プレート移動そのものを止めることはできないにしても、プレート境界面の摩擦を減らすことで小さい地震でストレスが解消される。

下の動画で言えば、海側のプレートに陸側のプレートが引きずりこまれるのは、その境界面の摩擦によるものだ。その摩擦によってたまっていく不満のような[ひずみの蓄積]がたまりにたまることで、はね上がりが大きくなる。スロー地震はこの摩擦が少なく、ひずみの蓄積が小さいうちに小さいはね上がりで済んでいるか、あるいはそもそも潤滑油みたいなものがあって引きずりこまれることそのものが少ないという可能性が高い。

スロー地震の[原因]となる潤滑油のような役割をしているものが何なのかは不明だが、そのようなものをプレート境界に注入することができたら、この先の日本においては少なくとも[海溝型]の巨大地震の脅威は大幅に減少するはずだ。

この研究をさらに極めて欲しい。

では、また!

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