2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災。岩手県沿岸の町大槌町でも多くの犠牲者を出しました。
その大槌町がこのたび、東日本大震災の災害と復興の記録誌として『岩手県大槌町 東日本大震災記録誌 生きる証』を発行しました。
ウェブ上ではPDF版を無料でダウンロードできますが、冊子版は1500円で販売するそうです。
被災地以外の地域に住む人たちは、つい大きな災害があったことも記憶のかなたになってしまいがちですが、こうした災害と復興の記録が発行されることで「忘れない」ことの大切さを知ることができます。
自然災害レスキュー RESCUR4th でも冊子を購入する予定です。入手しましたらまたレビューを書いてみたいと思います。
【目次】
- 記憶の中で生きる、私たちのふるさと
- はじめに
- 目次
- 第1章 大槌町とは
- 町の概要
- 町の歴史
- [Episode file]あのころの大槌 内金﨑大祐さん
- 第2章 東日本大震災とは
- 地震・津波の概要と被害
- [Episode file]大槌の津波 小林正人さん
- 第3章 私たちを襲った津波
- 「平成の大津波」襲来
- 大槌町の被害
- 津波火災の猛威
- 各地区の被害
- 吉里吉里地区/浪板地区/赤浜地区/安渡地区/町方地区/沢山・源水・大ヶ口地区/小枕・伸松地区
- [Episode file]大槌の津波 小國峰男さん
- 第4章 震える、惑う 緊急期の町
- 発災直後
- 1日目/2日目/3日目
- 町民の証言
- 越田征男さん/高木正基さん/髙橋和夫さん/赤﨑仁一さん
- 発災直後
- 第5章 逃げる、救う 応急期の町
- 災害対策本部の設置
- 避難の状況
- 吉里吉里地区/赤浜地区/安渡地区/町方・沢山地区/小枕・伸松地区/桜木町/金沢・小鎚地区
- 在宅避難者の状況
- 支援物資分配
- 医療活動
- 救助・捜索活動
- 燃料・電力の確保
- 犠牲者への対応
- 遠野市の後方支援
- [Episode file]避難所の日々 真壁香利さん
- 第6章 直す、立ち上がる 復興期の町
- がれきの撤去
- 道路
- 水道・ガス
- 教育
- 医療
- 心のケア
- 応急仮設住宅
- 災害公営住宅
- 水産業
- 農林業
- 商工業
- 仮設商店街・事務所
- 郷土芸能・祭り
- 応援職員の活動
- 立ち上がる人々
- おおつちありがとうロックフェスティバル/一頁堂書店/大槌陣屋/はまぎく若だんな会/おらが大槌復興食堂
- [Episode file]広報おおつち
- 第7章 集まり、支える ボランティアの活躍
- ボランティアセンターの運営
- 初期の状況
- 中期の状況
- 後期の状況
- 支援者はあの時
- トヨタ自動車東日本株式会社岩手工場
- 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン
- 明治学院大学の活動
- [Episode file]ボランティア 巖洞秀樹さん
- 第8章 「新しい町」をつくる
- 町民主体のまちづくり
- 吉里吉里地区/赤浜地区/安渡地区/町方地区/沢山・源水・大ヶ口地区/小枕・伸松・浪板地区
- 新しい町の取り組み
- 町文化交流センターおしゃっち/小中一貫教育/復興まちづくり大槌株式会社/コミュニティー形成支援
- 【寄稿】坂口奈央 おらほのまちは、おらほで-大槌町の復興まちづくり
- [Episode file]まちづくり 中井祐さん
- 町民主体のまちづくり
- 第9章 この町と、人と
- この町で生きていく 大槌高校生が聞いた16人の東日本大震災
- 髙橋英悟さん/佐藤壽さん/煙山佳成さん/東梅守さん/東梅英夫さん/芳賀正彦さん/齊藤和希さん/菅野祐太さん/芳賀博典さん/金崎伊保子さん/一般社団法人おらが大槌夢広場/おおつちおばちゃんくらぶ/末広町商店街/一般社団法人Tsubomi
- 【寄稿】指導者はこう思う
- この町を心に
- 前川剛大さん/平野恵里子さん/ノリシゲさん
- [Episode file]東北大学社会学研究室
- この町で生きていく 大槌高校生が聞いた16人の東日本大震災
- 第10章 「ありがとう」を今こそ
- あの日、あの時の小中高生から
- みんなからありがとう
- 今、伝えたい 感謝の言葉
- 言葉以上の恩返しを 東あずささん
- 第11章 忘れず、伝える
- 旧庁舎で何があったか
- 風化に抗う
- 納骨堂/鎮魂の森/生きた証
- 【寄稿】坂口奈央
旧庁舎へのまなざし-保存と解体、二つの論理の背景にあるもの
- 資料編
- 被災概要
- 復興の歩み -大槌町の8年-
- 参考文献・取材協力・制作スタッフ
【大槌町内での閲覧できるところ】
- 大槌町役場町民室
- 町立図書館
- 大槌町文化交流センター(震災伝承室)
- 各公民館
【有料販売】
- 販売価格:1500円(税込み、送料別)/1冊
- お申込み方法:大槌町文化交流センターで受け付けを致します。
お名前と住所、電話番号をお伝えください。
電話:0193-27-5181 FAX:0193-27-5182
E-mail:oshatti@town.otsuchi.iwate.jp - 大槌町文化交流センターに来館された際、直接、窓口でお申込み受け付けも致します。
住所:〒028-1117 岩手県上閉伊郡大槌町末広町1番15号
※お支払方法は「郵便振込」のみとなります。現金でのご購入はできません。 - お渡し方法:大槌町文化交流センターで手渡し、もしくは郵送。
郵送の場合、氏名と住所、電話番号をお教えください。振込用紙を送りますので、代金を郵便局でお振込みください。入金を確認次第、郵送いたします。
※お支払方法は「郵便振込」のみとなります。現金でのご購入はできません。
【ダウンロード】
- 「岩手県大槌町 東日本大震災記録誌 生きる証」全編
otsuchi_all_web.pdf (PDF 45.5MB)
https://www.town.otsuchi.iwate.jp/fs/2/0/4/5/9/0/_/otsuchi_all_web.pdf
【あわせて読みたい】
「生きた証回顧録」(平成29年度版) 500円
お探しのページは見つかりません。 404 Not Found - 大槌町ポータルサイト
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
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