こんにちは、RESCUE4thです。
女性向けのアウトドア雑誌『ランドネ』から別冊として『アウトドアで防災BOOK』がエイ出版から発売されました。
自分はつねづね、防災は何も特別なことでもなく、悲壮な対象でもない。むしろもっと日常に防災を、楽しみながら身に着ける生き残り術を…と思っていたので、アウトドアを楽しむさまざまな知恵や技術が、いざというときにむけた防災や被災後の避難所生活やその後の復興に役立つと思っていました。
なので、この「アウトドア雑誌がつくる防災ブック」にとても興味がありました。
実際に購入した雑誌レビューがありますので、よろしければご覧ください。
【目次】
- 004 プロローグ
- 006 日本というフィールドの魅力と内在するリスクを考える
日本列島のいまと心構え - 012 災害発生のメカニズムを知り、的確な準備と対応策を考える
災害をシミュレーション
地震/噴火/津波/台風 - 020 災害対策の原則と基本
- 034 防災&災害発生時の情報収集に役立つ
アプリ&ウェブサイト - 036 COLUMN → 雲を愛することが防災につながる
- 040 あなたの愛用品もきっと災害時に役立つ!
災害で頼れるアウトドアギア
ウォーターボトル/LEDライト/クッカー&バーナー/マルチナイフ/ロープ/テント/スリーピンググッズ/ウェア/シューズ/バックパック/ライフジャケット/ヘルメット/その他 - 080 災害時に役立つ、食の知識
- 087 UTILITY TOOL & WORKSHOP
災害後、生き延びるために - 098 覚えておきたいファーストエイドのこと
- 104 COLUMN → マンガ家・鈴木ともこさんの愛用アイテム
- 106 アウトドアメーカーの災害時の取り組み
- 114 災害ボランティアQ&A
- 120 被災地のいま
- 126 エピローグ
全体を通した本書の気になったところ=気に入っているところがあります。それは『減災』という言葉を使っていないところです。まだすべてのテキストを読んだわけではないですが減災という言葉は無いように見えました。あくまでも災害を防ぐためのアウトドア。
表紙にある言葉がとくに素敵です。
自然を愛して身を守る
多くの災害は自然によって人が傷ついたり、命や財産が奪われたりするのでつい「自然を恨む」想いをもつか「自然だからしかたがない」とあきらめてしまうか…なのですが、その自然を愛しながら、しかもいざという災害の時には自分自身や大切な人を守るためにアウトドアの知識や経験を活かすことができる。
これから自然災害が多発し、凶暴化する日本において、とても大切な想いだと感じました。
【リンク】
- ランドネ|エイ出版
- 別冊ランドネ アウトドアで防災BOOK(正誤表あり)
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
コメント