こんにちは、RESCUE4thです。
ATV(エーティーヴィー:全地形対応車)や Side by Side(サイドバイサイド/ユーティリティビークル:多目的四輪車)をご存知でしょうか?
観光牧場やゴルフ場などで目にしたこともあるかと思いますが、こうした車両が日本の公道では走行できないという現状があります。
ついさきほど、ATVやSide by Side の大手メーカーであるPolaris Industries(ポラリス インダストリー)のサイドバイサイド『RENGER』シリーズのHight Lifter Edition(高床版)の動画をご覧ください。
災害時において、人命救助、救援物資の搬送あるいは情報収集といった場面で一般的な自動車やオートバイ以上に機動力を発揮するはずの車両が、なぜか日本では公道を走行できる車両としては登録できないのである。
50cc超[編集]
排気量が50ccを超える全地形対応車のうち、三輪のものは自動二輪車の保安基準を満たすことで側車付自動二輪の一種であるトライクとして登録できる場合がある。四輪のものは自動車として扱われ、保安基準も同等のものが適用される。このうち衝突安全性の基準や排出ガスの基準については、これらを満たした製品は日本では販売されていない。
2006年にGGが製造し、GARAGE BOSSが輸入販売していたGGクアッドは小型自動車として登録できる。
現在は特殊自動車にも全地形対応車が該当する分類がなく、「その他の車両」の分類として認める告示は国土交通省から発布されていないため、小型特殊自動車や大型特殊自動車としての登録はできない。(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/全地形対応車#50cc超
日本において公道を走行できるのは馬力の少ない50cc未満でしかない(なので高速道路の走行もできない)
50cc以下
排気量50cc以下の全地形対応車は、道路運送車両法上の原動機付自転車におけるミニカーとしての要件を満たしていれば、登録して公道走行が可能である。
道路交通法におけるミニカーの扱いでは、普通自動車免許もしくは準中型自動車免許、中型自動車免許、大型自動車免許で運転でき、自動二輪免許や原付免許などでは運転できない。ヘルメットの着用と二段階右折は義務づけられておらず、法定最高速度は60km/hである。また、初心者が運転する際には初心者マークが必要となる。一方、自動車とは異なり、乗車定員は1名で、高速道路の走行はできない。
車検や車庫証明書は必要なく、自賠責保険も原動機付自転車と同じ扱いとなり、任意保険はファミリーバイク特約が利用できる。ただし、「公道走行可能」と謳われている製品の一部には、保安基準を満たしていない車両や安全性に問題がある車両、早々に不具合が発生する車両など様々なトラブル発生要因を抱えた車両が少なくないことが、国民生活センターの商品テストで判明している。(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/全地形対応車#50cc以下
こうした車両は一部のレクリエーション施設の敷地内(私有地内)で走っている事例を見ることはあるが、残念なくらい公道を走っている姿を見るのは50cc未満の一人乗りのATVくらいなのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サイド・バイ・サイド・ビークル
主要メーカーには日本企業も多数ありますが、ほとんどが海外市場のみでの販売となります。50cc未満だけじゃなく1000ccクラスのATV, Side-by-Sideも多数
- 本田技研工業
- ヤマハ発動機
- 川崎重工業
- クボタ
今後災害の多発する日本において、防災・減災のためにも、こうしたATVやSide by Sideの公道走行が認められるようになってほしいと考えています。
【リンク】
かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
コメント
[…] オフロード小型消防車「Red Ladybug(レッド レディバグ)」。公道走行可能な四輪バギー消防自動車といえば、 赤い 大きい ホースやはしごなどいろいろな装備がついている と思いますよね。でも、実はこんな小さな消防自動車もあるのです。しかもオフロードも楽々走破できちゃうすぐれもの。名前もRed Lad…rescue4th.com2019.07.17 四輪バギーを災害時に活用するには – 災害時に活躍できる多目的四輪車(サ… […]
ATVではありませんが豪雪地帯で大雪で交通麻痺が発生時にスノーモービルに警察署が臨時道路運行許可出した事例がありますのでこれを踏まえると災害時に警察署から理解が得られればATVに対して臨時運行許可が出る可能性があります。
コメントありがとうございます。
そんなことがあったのですね。災害時に地元警察署から理解が得られるよう日頃から何かの取り組みができるといいですね。