こんにちは、RESCUE4thです。
雲研究者・気象庁気象研究所研究官であり、映画『天気の子』の気象監修&ご出演もされている荒木健太郎先生のツィートに気になる言葉が出てきました。
「寒冷渦(かんれいうず)」
いったい、寒冷渦とは何なのでしょうか?
寒冷渦がやってきています
寒冷渦がやってきています.
朝鮮半島付近にいる寒冷渦は26日にかけてゆっくり北東進.この直下に低気圧があり,26日にかけて東日本に張り出してくる太平洋高気圧に挟まれるように,梅雨前線が西日本~東北に停滞する見込み.前線に向かって暖湿気が流入し西~東日本では大気の状態が非常に不安定に. pic.twitter.com/wZNlwoIoAq— 荒木健太郎 (@arakencloud) July 24, 2020
ここにある動画では、朝鮮半島上で発生している渦巻とその渦巻きの腕が九州、四国、東海、関東に伸びている様子がわかりますね。
寒冷低気圧, 寒冷渦, 切離低気圧
寒冷低気圧(かんれいていきあつ、英語:cold low)とは、周囲より相対的に温度の低い寒気からなる低気圧のこと。寒冷渦(かんれいうず)、偏西風から切り離されてできることから切離低気圧(せつりていきあつ、英語:cut off low、カットオフ低気圧、カットオフ・ロー)と呼ばれることもある。
Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/寒冷低気圧
そもそも偏西風(ジェット気流)の蛇行から切り離された気圧の谷が独立した渦巻きをつくることのようです。
荒木先生のツィートにもあるように、この寒冷渦と太平洋高気圧に挟まれるようなかたちで、梅雨前線が停滞し、南からの湿った暖かい空気と寒冷渦の冷たい空気によって大気はとても不安定になるようです。
このまままた線状降水帯が生まれて大雨になるのでしょうか?
みなさま、十分にお気をつけください。
ことばんく
https://kotobank.jp/word/寒冷渦-155655
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かつては「ノストラダムスの大予言」で来たるべき日の目撃者となる予定だったが幸いにも恐怖の大王はこなかった。しかし平成に入って阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ数多くの自然災害がこの国を襲い、世界各所においても巨大災害が発生している。また毎年のようにゲリラ豪雨や大型台風による風水害、熱中症による死に至る体調不良が頻発し続ける令和の時代において、自然災害にいかに備えるか。ソフトウェア防災から個人装備品など、自然災害に対して自分でできることは何かを考えながら書き綴ります。
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