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週刊地震ニュース 5/16〜5/22 | 日テレNEWS – 【解説】海外からの”津波” 現在の対策は?

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【解説】海外からの”津波” 現在の対策は?




22日昼頃、関東・東北地方で緊急地震速報が出される強い地震がありました。震源の茨城沖は地震活動が活発なエリアですが、今回は浅い場所が震源の珍しい地震でした。社会部災害担当キャップ・中濱弘道記者が解説します。【週刊地震ニュース】

■今月16日からの週は震度3以上が4回発生、震度5弱も
今月16日から22日まで国内では震度1以上の地震が、34回発生しました。そのうち震度3以上は4回、福島では震度5弱の揺れも。

▼16日午後2時29分頃、和歌山県北部を震源とする地震で湯浅町(ゆあさちょう)、由良町(ゆらちょう)、日高川町(ひだかがわちょう)で震度3を観測しました。マグニチュードは3.9、震源の深さは7キロでした。

▼20日午後7時58分頃、石川県能登地方を震源とする地震では珠洲市(すずし)で震度3を観測。マグニチュードは4.1、深さ14キロでした。この石川県能登地方では、活発な地震活動が続いています。

▼22日午後9時22分には、北海道の日高地方東部を震源とするマグニチュード4.6の地震がありました。震源の深さは50キロ、浦河町(うらかわちょう)で震度3を観測しています。

■日曜日の昼には緊急地震速報も、福島で震度5弱の揺れ
22日午後0時24分頃、茨城県沖を震源とする地震で福島県いわき市で震度5弱を観測したほか、東北地方から中部地方にかけて震度4~1の揺れを観測しました。マグニチュード6.0、震源の深さ5キロ、陸のプレートの地殻内で発生した横ずれ断層型の地震でした。

茨城県から福島県沖にかけて断面でみると、元々地震活動が活発なエリアということが分かります。東日本大震災の翌月には福島県浜通り地方で大きな地震もおきていますが、今回のような浅い所でマグニチュード5を超える地震が発生するのは珍しいということです。

■62年前、観測史上最大「M9.5」の超巨大地震が発生
1960年の5月23日は観測史上最大の地震「チリ地震」が起きた日です。マグニチュードが9.5、震源は南米のチリ沿岸でした。

震源に近いチリはもちろんのこと、地震発生からおよそ22時間半後の24日未明には、北海道から沖縄にかけての太平洋沿岸に高いところで6mを超える津波が押し寄せました。特に三陸海岸や北海道などで高い津波となり死者・行方不明者142人、家屋の全半壊・浸水は40000棟以上という甚大な被害が出ました。

■1日がかりで日本へ津波、警報は
この地震では日本の沿岸には事前に津波警報は出ませんでした。気象庁は、およそ10年前の1949年に日本近海を震源とする地震について、津波警報の仕組みを確立していましたが、海外からの津波については対応できませんでした。
■チリからどうやって津波が押し寄せる
チリから日本までの距離はおよそ17000キロ。メキシコなどは9時間後、ハワイでは15時間後に太平洋を津波が広がっていきます。速度は時速およそ750キロと言われています。チリ沖でおきた津波は、海底地形の影響などで他の太平洋沿岸の国と比べて日本で高くなる事も多いと言われています。

■海外からの「津波」、現在の対策は?
地震の専門家・環境防災総合政策研究機構の草野富二雄さんは「チリ地震津波を契機に太平洋沿岸諸国で津波に備える組織がハワイにできた太平洋津波警報センターです」と述べています。

現在は海外でマグニチュード7を超えるような大地震があった場合は気象庁から30分以内に「遠地地震に関する情報」が出されます。津波の有無、日本への影響についても発表されます。

また気象庁は、海外で発生した地震で日本に津波の影響がありそうな場合には、日本への津波の通り道の途中にあるハワイなどの津波観測ポイントで予想した値と実際に観測された津波の高さなどを分析して、日本沿岸で予想される津波の高さや到達時刻など、予測精度の高い情報を発表することになっています。実際に日本の沿岸に到達すると予想される3~4時間前になると、警報や注意報が発表されます。

海外から来る津波の場合は準備する時間もありますが、一度発表されて、津波到達が始まると警報・注意報が解除されるまで長い時間を要します。海外で大きな地震があった場合は、「遠地地震に関する情報」に注意しながら警報が発表された際にすぐに避難できるように準備をしていくことが大切です。
(2022年5月23日放送)

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